豊田ホタルの里ミュージアムの活動記録をご報告いたします。ただ、体験学習の活動記録については、体験学習のページでご報告いたしますのでそちらをご覧ください。

2007年度の日々の活動記録
2007年度の活動記録の詳細
2008年度の日々の活動記録
2008年度の活動記録の詳細
2009年度の日々の活動記録
2009年度の活動記録の詳細
2010年度の日々の活動記録
2010年度の活動記録の詳細
2011年度の日々の活動記録
2011年度の活動記録の詳細
2012年度の日々の活動記録
2011年度の活動記録の詳細
2013年度の日々の活動記録
2011年度の活動記録の詳細
2014年度の日々の活動記録
2011年度の活動記録の詳細
2015年度の日々の活動記録
2011年度の活動記録の詳細



《2015年度》 No. 156

 タイトル

次の企画展(予定)

書込日
3/16
下関市豊田町産スナヤツメの雄成体
下関市豊田町産スナヤツメの雌成体
下関市豊田町産スナヤツメの幼生
内 容 

 次の企画展は下関で見られる円口類(ヤツメウナギ類)にしようと思っています。そのため、ただ今時間を見つけては探しに行っています。ただ、下関からはスナヤツメとカワヤツメしか見つかっていないですが、後者の方はめったに見つかる種類ではないので、実質スナヤツメ1種を対象に調査しています。
 
  この生き物は魚ではないし、顎はないし、幼生の時には眼がないし、よくわからない原始的な生き物です。私自身、よくわからないので、一生懸命調査して、勉強して、企画展で紹介しようと思っているのです。

 でも、ここ数年の企画展では、「にょろにょろした、原始的な生き物」を対象にすることが多いので、そんな生き物が好きと思われそうですが、別に特別な感情や壮大な計画があるわけではありません。
  ただ、知らないから、知ろうとしているだけのことなのです。 (川ノ)


《2016年度》 No. 157

 タイトル

今の企画展

書込日
4/7
スナヤツメ♀成体の断面(正中で縦断)
スナヤツメ幼体の断面(正中で縦断)
内 容 

 今の企画展はヤツメウナギ類の企画展です。
 
  この企画展をするにあたり、どうしても気になっていたのは、ヤツメウナギ類の松果体と呼ばれる第三の目といわれる器官と体の中の構造でした。
 
  そこで、まずは手に入れた標本をミミズと同じような方法で解剖してみました。でも、経験したことないほどプリプリする筋肉でうまく解剖できません。
 次は、肉をオタマジャクシに食べてもらって柔らかくしてから再度チャレンジしてみました。どうにか、脳などは見ることができましたが、全体がよくわかりませんでした。
  そこで、次は近くの県立施設に標本を持って行ってCTスキャンで撮影していただきました。ただ、残念ながらこれでは、あまりうまく映りませんでした。
  どうしたら見ることができるのだろうか、、、、と、考え続けました。そして、ふと蘚苔類の細胞を見る方法で切ってみようと思いまして、切ってみました。すると、思いのほか綺麗に切ることができて、これまで見たくても見れなかった松果体や体の構造を見ることができました。
 
  なかなか一筋縄でいかないものです。ただ、苦労の末にようやく見ることできました。。

  企画展ではこの標本も展示しています。もしよかったらご覧ください、この標本に行き着くまではいろいろな試行錯誤があったことを少し頭の隅において見て頂けましたらうれしいです(川ノ)。


《2016年度》 No. 158

 タイトル

気になるいきもの

書込日
4/7
ヒガシナメクジウオ(上♀、下♂)
ヒガシナメクジウオ♂の押し葉標本
内 容 

 ヤツメウナギの企画展を作成しながら、常に気になっていたのが、 「ナメクジウオ」という生き物です。
 
  この生き物は脊椎動物でもっとも祖先的な位置にていて、 ホヤやヤツメウナギよりも古い生き物として知られています。 生きた化石として有名なシーラカンスなんて、 ナメクジウオやヤツメウナギに比べたら、最近地球上に現れた顎口類の生き物なので、ペーペーです。
 
  このナメクジウオという生き物ですが、 「ウオ(魚)」と名についていますが、魚ではありません。 また、「ナメクジ」とついていますが、軟体動物でもありません では、どうして、ナメクジウオなんていうのでしょう?
 
  それは、昔は今のように薬品に漬けて標本を管理されていなかったので、この生き物に名前を付けた人が見た標本は「押し葉状」の標本であったため、ナメクジと見間違えて記載したという話しです。そして、その後、魚みたいな生き物であると訂正されて、日本にその知識が入ってきて、ナメクジウオという和名がついたのだそうです。
 
  本当に、押し葉状にしたらナメクジに見えるのだろうか〜? 気になります。。。だから、作ってみました。
 
  上の写真をご覧ください。 ナメクジに見えますでしょうか? 言われたらナメクジでしょうか?腹部に平らな部分があって、それがナメクジの腹足に見えたと本に書いてあります。ん〜、、そういわれたら見えるかも。。。
 
  まぁ、何にせよ、、名前がつかないと学問は始まりませんので、ナメクジと間違って記載したなんてことは何も悪くありません。偉大な先人たちの苦労の末の業績の上に今の学問があるのですから、このナメクジという名前はそんな学問の深みがあっていい名前だなぁ〜と個人的には思っています。そして、とてもきれいな生き物だなぁ〜とも思っています。(川ノ)


《2016年度》 No. 159
 タイトル
次の次のテーマ展
書込日
4/25
ノコギリカミキリ上翅の発音部
ノコギリカミキリ触角の感覚子
ノコギリカミキリの複眼
ベニカミキリ♀腹端の毛
セミスジコブヒゲカミキリ触角
ハラアカコブカミキリ上翅の毛束
内 容 

 次の次のテーマ展(夏季テーマ展)はカミキリムシの展示です。

  カミキリムシは日本から800種以上が記録されていますが、当館には複数の方から寄贈いただいたお蔭で、その大部分の種類が収蔵されています。そこで、今回の展示では、期間中に2回(1回40箱)に分けて収蔵されているカミキリムシ類を一堂に展示しようと思っています。

  そのため、現在展示できるように標本を整理しています。夏季テーマ展は5月27日〜9月4日を予定しています。

 その展示では標本だけではなく、カミキリムシ類の興味深い体を写真パネルで紹介しようと思っています。上の写真たちは、その展示の一部です。たとえば、多くのカミキリムシが前胸でギィギィ音を出すのに対して、ノコギリカミキリは後脚と上翅の縁で音を出しますが、その発音部の写真であったり、ベニカミキリは竹の表面に卵を産みますが、♀の腹端には猫の手のような毛が生えていて、これをつかって竹の表面のゴミを集めて卵をカモフラージュしますが、その毛であったりです。

 カミキリムシは長い触角や色彩などが注目されることが多いですが、このように興味深い形態もしているのです。今回の展示ではそのような点からも標本を見て頂けるように、展示を作成したいと思っています(川ノ)。


《2016年度》 No. 160
 タイトル
次の企画展
書込日
5/5
内 容 

 ヤツメウナギの企画展(春季企画展)がどうにかできたかと思ったら、早いもので5月、次の企画展を作成しないといけません。。。

 時間が過ぎるのは早い、、、でも、グジグジしていても仕方ないので、心を切り替えて、また一から、いやゼロから次の企画展の準備をしていきましょう〜。

  次の企画展(夏季企画展)は「螢の内臓と蟲の内臓」という企画展を予定しています。

 一昨年の夏季企画展は「螢の脳と蟲の脳」で節足動物の『神経系』、昨年は「螢の呼吸と蟲の呼吸」で節足動物の『呼吸器系』でした。そして、今年はその第三弾で節足動物の『消化器系』というわけです。

  そこで、時間を見つけては、展示で死んだ生き物の標本を使って内臓を取り出そうと試行錯誤しています。また、文献を読み漁って出来の悪い頭に覚えさせようとしています。
 
  いや〜、、、難しい。。。今にして思えば神経系や呼吸器系はやりやすかった。。。せめて昆虫類だけにしておけばよかった、、甲殻類は殻が硬いし、鋏角類は内臓が他の節足動物と全然違うし、多足類は長いし、、、、あっ、またグジグジしてしまった。。。

 蟲嫌いな人が見ても気持ち悪くないように配慮しながら、展示を作らないといけない。。これもまた、難しい。。。

 まぁ、一生懸命頑張るしかない!!
今、私が持っているすべての技術と知識と器具と機会に任せて。。

 企画展は5月31日からを予定しています。また、同時に進めているテーマ展のカミキリの展示も同じ日からを予定しています。いよいよホタルの時期も近づいてきました。。。。(川ノ)。


《2016年度》 No. 161
 タイトル
展示の模索@
書込日
5/13
      内 容 

 電子顕微鏡写真というのは、白黒写真なので、なんとも味気ない。。。
  次のテーマ展では、カミキリムシの電子顕微鏡写真を展示しようと思っていますけれど、このままでは味気ないので、どうにかならないものか、、、そこで、電子顕微鏡写真に色を付けることにしてみました。
 
  いくつかの写真に色をつけて、いろいろと試してみました。すると、使える色と使えない色があることがわかってきました。また、画像ソフトの設定によって色のつき具合が違うこともわかってきました。もう少し試行錯誤してみたら、少しは味のある写真になるかもしれません。。

  でも、実物とは程遠い色彩になってしまう。。。どうにか、少しでも実物に近づけられたらいいのだけど。。。。
 
  電子顕微鏡写真はいつも山口大学理学部の機器分析センターのご協力得て、撮影しております。ここに記して御礼申し上げます(川ノ)。


《2016年度》 No. 162
 タイトル
体の中のいろいろな模様
書込日
5/19
ゲンジボタル成虫の断面
ヤスデの断面
ジグモの腹部断面
ゲンジボタル幼虫の断面
内 容 

 次の企画展では節足動物の内臓についてなので、現在、ホタルをはじめ昆虫類、鋏角類、甲殻類、多足類の体の中を調べています。

  顕微鏡でこれらの生き物の体の中を見ていると、さまざまな組織の形がいろいろな形に見えてきます。

 たとえば、ゲンジボタル成虫の断面を見ると真ん中より少し上あたりに手を広げた人のような模様が見えてきます。

  他にもヤスデの咽頭を見てみるとゴルフコースのように見えてきます。
 
  こんな模様を見つけると、顕微鏡を覗きながら、一人で「ニヤッ」としてしまいます。。。。これは、私だけの密かな楽しみ。

  そして、この小さな生き物たちの体の中の変な模様を見ながら、変な妄想をして、顕微鏡を覗いてしまうのです。
  たとえば、ゲンジボタルの人の形の模様が体の中を歩いているところを妄想したり、ヤスデの咽頭のゴルフコースでゴルフをしているところを妄想したり、、、、そんなことしてるから、時間が足りなくなるのだ!と、いつもわかっているのだけど、頭が勝手にやってしまうのだから仕方がない。

 さてはて、次の企画展は5月末から、、、間に合うのだろうか。。。。
  ホタルも発生し始めましたし、これから例年のようにバタバタしていくのでしょう。。疲れた時には、また顕微鏡の中のいろいろな模様を見て、妄想して癒されるしかない(川ノ)。


《2016年度》 No. 163
 タイトル
発光器の中の光
書込日
6/3
ゲンジボタル雄の発光の様子
ゲンジボタル雌の発光の様子
内 容 

 この時期は、毎日ホタルの光を見ることができます。

  毎年見ているのに、何度見ても見飽きない、綺麗な光だ、と見るたびに思っています。いっぱい群飛している光を見るのもいいですが、1個体の発光器をじっ〜と見るのもまたとてもいい。

 複数のホタルの発光器を一個体ずつじっくり見ていると、発光器内の光り方に違いがあることや、個体によって光っていない部分があることなど、いろいろな発見があります。
  また、発光器内の光る仕方に規則性があることなども気付きます。
  発光は脳からの指令によって起こります。もっと詳しく言うと、脳からの指令が腹部神経節から延びる神経に伝わり、その神経の末端が発光細胞に指令を出して光るわけです。そして、この神経は左右に伸びているので、発光は左右の1対が最初に光りはじめ、そしてその周りも次第に光るといった具合なのだろうと思います。そんなことを考えながらこの発光様式の規則性や個体差などを見ているといろいろな発見があるのです。

 そして、何十個体も見続けていると、「なんと、美しいのだろう〜」と息を呑むのです。でも、見すぎると目がチカチカしてきます。ホタルが「いい加減にしろ」っと言っているように思えます(川ノ)。


《2016年度》 No. 164
 タイトル
この世は知らないことばかり
書込日
6/24
ゲンジボタルの産下10日目の卵(左:明るいとき、右:発光の様子)
ゲンジボタル蛹(右:発光)
ヘイケボタルの幼虫と成虫の写真
内 容 

 長いようで、短かった、、ホタルの時期が終わりました。今年は例年に比べてホタルの発生が長く、多い河川があったり、発生が早く、短い河川があったり、よくわからない年でした。まぁ、毎年よくわからないのだけど、、今回は特にわかりませんでした。

 さて、ホタルの時期は終わりましたが、途切れることなく、次の準備が進んでいます。
  今年はゲンジボタルの卵の胚発生を調べてみようと思って、産下された卵を数時間、1日おきに毎日、薬品で固定して、合わせて毎日、決まった卵の写真を顕微鏡で拡大して撮影し、さらに、発光の様子も撮影しています。

  そうすると、これまでよく見ていなかったので知らなかったけれど、ゲンジボタルの胚が日々変化していて、10日目くらいから卵黄の部分が透明になって、光も強くなってくるのがわかるようになってきました。
  この頃になると胚反転も終わって、11日目くらいには脚なども見えるようになって、時折卵の中の幼虫がもぞもぞと動いているのがわかるようになってきました。既にゲンジボタルの胚発生は詳細に報告された論文があるので、それを参考にこれらの変化を見ていると、「なるほど、論文に書いてある通りだ!」と納得しながらも、論文に書いていることと少し違った発見があったりして、とても面白く、生き物の不思議を感じています。 
  次世代のホタルたちが、次(来年以降)に出てくる準備をしていることを顕微鏡の中を覗いて感じ、同じことは自然の中でも人知れず行われているだろうことを認識することで、自分が普段見ていることがあまりに表面的で薄いことを思い知らされます。

  蛹も人知れず土の中で光っているし、ヘイケボタルの写真を撮ると成虫が飛んでいる下の水路にはまだ幼虫がいて、同じ写真に成虫だけでなくて、幼虫の光が写っていることに気づきます。

  ホタルの成虫の発光だけを見ていると、その強烈な情報の塊に目を奪われてしまうけど、その陰で小さな情報が奥深く存在することを改めて知ります。ただ、これはホタルを例にしたけれど、生物、化石、岩石、そして人の数だけ、そのようなことが言えるのだから、、、 
 
  先人はいい言葉を残してくれました 「この世は知らないことばかり」 (川ノ)。


《2016年度》 No. 165
 タイトル
ゲンジボタルの幻の歯
書込日
7/10
産下15日目の胚
産下18日目の胚
産下20日目(ふ化前日)の胚
産下20日目の胚の大あごと前胸
内 容 

 ゲンジボタルの胚発生を調べていると、その日々刻々と変化する姿にびっくりします。卵の中の物質は何も変わらないのに、何でこんなに毎日変化してくのだろう〜?不思議だ〜。

多くの昆虫は卵の殻から出るために、卵歯(らんし)と呼ばれる卵を内側から切るための歯を持っています。この歯はふ化すると取れてしまう、卵を破くためだけの重要な歯です。

  以前、すこしだけ調べたことのあるコオイムシという昆虫は立派な卵歯を持っていました。もちろん、ゲンジボタルも持っているだろうと調べてみましたけれど、どうも見つかりません。ん〜、、、どうやって硬い卵の殻を破くのだろう???

 よくわからないから、卵から出てくるところを、ひたすら待って観察してみました。すると、、、、とがった大あごで殻を破って出てくるではありませんか!!!なるほど、その手があったか。、、

  いつも、この虫は想像を上回ってくる。。。なかなか一筋縄では解かせはさせてくれない。。 にくいな〜 (川ノ)。


《2016年度》 No. 165
 タイトル
ホテルのミュージカル?
書込日
7/15
産下2日目からふ化するまでの卵(同一卵)
内 容 

 ゲンジボタルの卵は0.5mmほどしかないので、なかなか苦労しましたけれど、日々変化するので、やっていてとても勉強になりました。卵の時の発光を超高感度ビデオカメラで撮影して、それを解析してみると、不規則ではあるけど明滅していることやふ化前日はあまり光らなくなることなど、これまで知らなかったこともいろいろと知ることもできました。
 
  昆虫の一般的な胚発生は、胚子が「卵黄の表面で成長する」のが多いけれど、中にはトンボなどで知られる、「卵黄に陥入して成長する」のもいます。けれど、ホタルというのはこのどちらでもなくて、「卵黄の中に沈入して成長する」という、変わった発生をします。

  当館ではホタルを主体としながら下関の自然史全般を対象としていますが、ホタルが主体で良かったと思うことが多々あります。それは、光るということだけではなくて、『ホタルの特異性と認知性の高さ』によります。特にゲンジボタルは日本固有種で、世界的なホタルの常識、昆虫の常識からかなり離れた、幼虫の形態・生態、成虫の配偶行動・形態などをはじめ、子供から大人まで知らない人がいないほどの有名さ、などなど、一つずつ理由を説明するとキリがないほど、、、、簡単に言えば魅力があります。

 ただ、当館はよく誤解をうけますが、「ホタルのミュージアム」ではなくて、「豊田ホタルの里ミュージアム」という名称です。
 
  この名称は各単語で分けると、豊田|ホタルの里|ミュージアム となります。豊田は豊田町という地名ですし、ミュージアムは博物館の英語のカタカナ表記です。
  つまり、ホタルの里という単語は豊田にかかるのだから、「ホタルの里である豊田町の博物館」という意味で、豊田町(合併したので今は下関市)の自然を紹介した博物館という意味なのだけれども、良くも悪くもホタルという名は認知性が高いから、「ホタルのミュージアム」や「ホタル館」と呼ばれることが多いのです。でも、まだホタルとついているからいいか、、、 たまに「ホテルのミュージカル」と呼ばれることがあります。もう、ホタルもミュージアムも関係なくなっちゃってるし、、、(川ノ)。


《2016年度》 No. 166
 タイトル
ゲンジボタルはピースして
産まれてくる
書込日
7/29
@ふ化直前のゲンジボタルの胚
A左の写真(@)の赤枠拡大
Bふ化直後の幼虫の頭(腹面)
C左の写真(B)の赤枠拡大
Dふ化直後の幼虫の左中脚
Eゲンジボタル終齢幼虫の頭(背面)
F右上写真(E)の赤枠拡大
G左の写真(F)の赤枠拡大
内 容 

 ゲンジボタルの胚発生も調べ終わって、いよいよ夏休み。

  カブトムシやクワガタムシ、他にも淡水魚や岩石や化石とホタル以外のことばかり夢中でやる日々となりました。ホタルの時期は1か月と短くてよかった〜

  ただ、胚発生を調べていて、よくわからない宿題がありました。それは、卵の中の胚がピース(写真@〜C)をしていて、これは一体、なんなんだ? ということでした。脚にしては、位置や長さがおかしい、だから、少し考えたら触角とわかるのだけど、、、、なんでピースしているんだろう〜?

  そこで、ふ化直後の幼虫を電子顕微鏡で撮影して見てみました。すると二股に分かれた片方の先には感覚器のようなものがあって、もう片方には特に感覚器らしいものは見えない。。。そこで、次は終齢幼虫の触角も観察してみました(写真E〜G)。すると、ふ化直後の幼虫と同じようにピースしていて、片方の先には感覚器、もう一方は何もない。。。。

  ん〜〜、よくわからない。そこで、私が大事にしている宝物の本の一つである「Atlas of Arthoropod sensory receptor (Eguchi and Tominaga, 1999)」をペラペラめくって、この感覚器の形状からこれの役割を先に想像してみることに、、、でも、形状で一番近いのは、ゴキブリの感覚器だけど、それは「湿度と圧力」を感じ取る感覚器、、、、、、、確かに、ゲンジボタルは成虫になるとこの機能を持つ感覚器を触角に持っているけど、幼虫は水中にいるからそんな機能が役にたつわけない、、、、ん〜、、この感覚器の機能はよくわからない。。。まぁ、そんな簡単にわかるわけもないか。。
 
  ただ、二股のこの突起は形状だけから見れば、たぶん役割が違うのだと思う。。。
  もしかしたら、感覚器らしいのがある突起を守るために、もう片方があるのかもしれない。だから、ピースしているのかもしれない、なんて、小さな体の、さらに小さな部分を眺めながら、このピースに思いを馳せているととても楽しい!

 でも、こんなことしている場合じゃなかった、敷地が広いから草刈しなくちゃ、観察会の準備もしなくちゃ、生き物たちの世話もしなくちゃ、、、、、まぁ、その内、また時間ができたらこのピースの謎を調べてみよう。楽しみは後に残した方がいい(川ノ)。


《2016年度》 No. 167
 タイトル
新しい展示
書込日
8/11
新しい展示(全体)
新しい映像
光の強さの装置
卵発生過程展示(標本)
ゲンジボタル幼虫の匂い
(ボタンを押すと匂いがでる)
ゲンジボタルの体長変異
内 容 

 ちょっと前から新しい展示を始めました。

  これまでは、ただのパネルだけでしたが、今回はゲンジボタルのことがさらに詳しくわかる展示となっています。

  展示内容は、@ゲンジボタルの卵の発生に関するもの、Aゲンジボタル幼虫の匂いに関するもの、Bゲンジボタル成虫の体長の多様性に関する展示、Cゲンジボタルの光の強さに関する展示です(川ノ)。 


《2016年度》 No. 168
 タイトル
土の中から空の上から
書込日
9/4
ミナミホソイボトビムシ
ザウテルアカイボトビムシ
ウメボシトビムシ
チョウセンアオイボトビムシ
チョウセンアカフサイボトビムシ
当館と華山、道の駅
内 容 

 次の企画展は下関のイボトビムシなので、時間を見つけてはイボトビムシを探して、山や海岸に行って、1mmほどしかないイボトビムシを土の中から探しています。探していないときはよく見るのに、いざ探してみるとなかなか見つからず苦労しています。。。。

 また、ドローンを使って、上空から下関の興味深い地形をうまく撮影しようと試行錯誤しています。上空から見ると、これまではわからなかったこともわかってとても面白いものです。

 どうにか、イボトビムシの脳(神経系)を取り出すことや色が退色しないで固定する方法などがわかってきたので、展示が作成できたらと思っています(小さすぎてどう展示したらいいのか、、、)。

  また、上空から撮影した下関の地形の映像(ゆくゆくは3Dプリンターによる模型)も展示できたらと思っています。

 でも、上空からの映像や写真はイボトビムシの企画展にはまったく使えない。。。(川ノ)


《2016年度》 No. 169
 タイトル
イボトビムシの企画展
書込日
9/18
電子顕微鏡写真(ザウテルアカイボトビムシ)
切片写真(ザウテルアカイボトビムシ)
内 容 

 イボトビムシは小さいので、電子顕微鏡で観察しようと準備を進めていました。でも、固定したばかりのイボトビムシは乾燥すると雑巾を絞ったみたいにぐしゃっとなって撮影できる状態になりません。
 
  ん〜困った。。。多分、長い間エタノールなどで固定していたら、すぐにはぐしゃとならないのかもだけど、そんな準備はしていないし。。アセトンで急速脱水してもダメだし。。。グリセリンで置換してもダメ。。シリカゲルで冷凍脱水してもダメ。。

  でも、電子顕微鏡で撮影しないとこんな小さな生き物、詳しいところがわからない。。。 そこで、以前 尊敬する先生から頂いたナノスーツ法に関する論文があったので、それを読んで、ナノスーツでどうにかしようと思いました。しかし、これにはTween20という物質が必要だけど、それを注文しても届くのは企画展がはじまった後ということ。。。間に合わない。

  田舎ではこんなハイカラな物は手に入らないし。。そこで、一応近くの大型薬局に行って、片っぱしから成分表を見て、使えるものはないか調べてみました。
  すると、とある入浴剤にはTween20もそれ以外にもよさそうな物質がいろいろと入っていることがわかったので、早速買って帰りました。イボトビムシを、固定速度最速と思っているダビッドソン液で固定して、いざ入浴剤にいれて、その後、炭素テープの上に固定して乾燥させてみました(乾燥しないと電子顕微鏡では使えないのです)。
  すると、なんてことでしょう〜、、、、 乾燥してもプリプリのままです。撮影してみても、やっぱりプリプリ、、、なんだかよくわからないけど、入浴剤の潤いベール?に包まれたイボトビムシは電子顕微鏡の中で見事、その素晴らしいプリプリの姿を見せてくれたのでした。

  企画展ではこの写真もパネルの中で展示しています。まだ展示はできていないですけど、展示が開催されましたら、ぜひ、この潤いベールに包まれたイボトビムシの電子顕微鏡写真も見てみてください。また、切片も作ってもらって、観察しています。これにも、実はいろいろな苦労があったのです。。。

  企画展を作るというのは、修行のようなもので、毎回毎回いろいろな壁にぶつかります。それは、それは、いろいろなことがあります。おもしろいものです(川ノ)。


《2016年度》 No. 170
 タイトル
次のテーマ展
書込日
9/27
下関の無人島
内 容 

 秋季テーマ展は「下関の無人島」という内容で開催しようと思って、準備しています。企画展(イボトビムシ)ができたので、この勢いのまま、もう一つ展示を作成できたらと思っています。

  内容はUAV(ドローン)で下関に浮かぶ無人島を可能な限り撮影して、写真や映像などとともに地形や地質について各島毎 詳しく紹介できたらと思っています。下関には壁島、干珠、満珠と3つの島が文化財に指定されているけれど、無人島なので、誰も近づくことも、知ることもなく、海に浮かんでいてもったいないので、下関の魅力ある自然の一つとして紹介したいと思っています。

 最近は小さなものばかりを相手にしていたので、顕微鏡を覗く時間が長かったけど、、、今回は大き目の対象物だから、顕微鏡を覗かなくて済みそうで、、、、嬉しい! 
  むじんとう、、なんか惹かれる、、身近な未知の空間ですからね(川ノ)。


《2016年度》 No. 171
 タイトル
下関の無人島
書込日
10/20
満珠島
干珠島
鼠島
伊瀬(伊勢)
内 容 

 下関には十数島の無人島があります。今回の展示ではこの無人島(一部の岩礁、陸繋島含む)を写真、映像、そしてジオラマで紹介しようと思っています。

  既に、写真、映像の準備はできましたが、それらを元にジオラマを作らねばなりません。ジオラマなんて、はじめて作るので、なかなか苦労しているようです(嘱託の女性たちが作っていて、私は作っていません)。
 
  ただ、それらも少しずつできてきました。このジオラマは素人が作っているので、貧相ですけど、倍率や地形は概ね正確で、石や砂も地質に合わせた実物を使っています。なお、最終的には、これらジオラマを昆虫標本箱(ドイツ箱)に入れて、詳しい説明とともに展示しようと思っています。いわゆる、下関の無人島図鑑と言うべきものです。

  今回のこの展示がうまくできれば、次は、「下関の河川争奪(分水嶺)図鑑」、「下関の河川図鑑」、「下関の山図鑑」と少しずつ下関の地形というものをわかりやすく展示していければと思っています。まぁ、うまくできればの話しですけど。。。(川ノ)。


《2016年度》 No. 172
 タイトル
見たい、見たい
書込日
10/27
@生物顕微鏡
@で撮影したイボトビムシ♂の生殖器の切片
A偏光顕微鏡
Aで撮影した岩石薄片
実体顕微鏡
走査型電子顕微鏡で撮影したクロスズメバチの単眼
カスミサンショウウオのレントゲン
自動動物カメラで撮影したシカ
ドローンで撮影した男島
μCTスキャンで撮影したヘイケボタル
内 容 

 自然を相手にしていると、次から次に知りたいとか、見たいという欲求が高まってくるものです。。。

 小さなものは「実体顕微鏡」を使って見ます。でも、これでは、空気中で見ることの限界と言いますか、、波長の限界といいますか、よりマクロな部分を見ることができません。

  そこで、「電子顕微鏡」という装置の力を借りて、その実体顕微鏡では見えない部分を見てきました。でも、これでは、体の中を見ようと思うと解剖しないとみることができません。

  そこで、「レントゲン」とか「μCTスキャン」の力をかりて、体の中を破壊しないで見るようになりました。でも、μCTスキャンなどでは、確かに体の中は見ることができるけど、その体の中の細胞というものが区別しにくい、、、

 そこで、次は、2重染色を施した切片を生物顕微鏡で見て、体の中を見るようになりました。こうすれば、体の中の組織が区別できるので、どのような器官で、それがどのような機能があるかなどがわかるようになりました。

 また、他にも、野生動物の自然の姿が見たい、と思って、動物自動カメラを山々に設置して撮影しまくって、いろいろな生き物を撮影して、見ることができました。

 また、ある時は生物の一瞬の動きを見たいと超スローカメラなどでも見たりもしました。

 他にも、天体望遠鏡であったり、、、超高感度カメラであったり、水中カメラであったり、内視鏡カメラであったり、、とまぁ、いろいろなものを使って見てきました。

 そして、最近はドローンというものを使って、上空からの写真や映像を撮影できるようになりました。

  どれを使って見ても、自然というのはすごいなぁ〜と思うことばかり。それは、顕微鏡の中の小さな細胞一つ、ドローンで見る大地の形一つ、天体望遠鏡で見る何億光年先の星一つ、そのあたりを歩いている虫の1/1000秒の動き一つです。

  でも、まだまだ見たいのがいろいろある。。。。サーモグラフィーで温度も見てみたいし、人には見えない波長も見てみたい、、、でも、一番見てみたいのは、虫とかの小さな生き物がどんな風に見ているかを見てみたい!(川ノ)


《2016年度》 No. 173
 タイトル
下関の無人島図鑑
書込日
11/6
鳩島(と角島大橋)
鍋島(陸繋島なので陸地も含む)
展示を控える無人島
内 容 

 次のテーマ展は「下関の無人島」。そこで、No. 171も書きました通り、無人島図鑑を作成しています。

 少しずつ完成に近づいています。それぞれのジオラマを標本箱に入れて、展示の準備をしています。すべてが揃ったらさぞかし、かっこよさそう、、、。
  あと、3島で完成です。間に合えばいいけど、、、
 
 展示は11月11日から開催予定です。ぜひ、ご覧ください(川ノ) 


《2016年度》 No. 174
 タイトル
次の企画展
書込日
11/25
ウスカワマイマイ
内 容 

 次の企画展(冬季)は、「身近なカタツムリの体」という内容です。そこで、ただ今 鋭意カタツムリを解剖して調べています。

  これまで、節足動物類については、体の中を可能な限り詳しく調べてきました。でも、それと双璧を成す軟体動物類については手を出すことができないでいました。
 
  その一番の理由は、軟体動物類は電子顕微鏡で体の細かい部分を見ることができないので、詳しく調べることができないと思っていたからでした。しかし、秋季企画展でイボトビムシをナノスーツでコーテイングすることで、うまく撮影できたことで(詳しくはNo. 169参照)、この問題は解消されました。

 また、タイミングがいいことに、知り合いの農場でウスカワマイマイが大発生して、駆除対象となっていることを知りました。

 ついに、軟体動物の1つであるカタツムリの体を調べる下地ができたのです。

 以前から、カタツムリという生き物は、なんと不思議な生き物だろうと思っていました。。。。。
  ふつうの生き物は口から入った食べ物が上から下、または進行方向の前から後ろに動きますが、カタツムリの場合は、前から入った食べ物は少し後ろに進んで、そのまま殻の中の内臓に上に移動して、それが進行方向の前に出てくる、、、、不思議だ〜。。
  他にも神経が8の字にへねっていたり、体の中に♂と♀が入っていたり、歯が体の中で輪っか状だったり、目が引っ込んだり、、、、あげれば枚挙にいとまがない。。でも、あまりに自分がカタツムリのことを知らなずぎる。

 そこで、今回の企画展では、カタツムリの体の中を可能なかぎり詳しく調べてみようと思ったのです!神経や内臓、感覚器など可能な限り調べて、展示しようと思います。カタツムリがうまくできたら、次は他の軟体動物(イカや二枚貝など)も調べてみようと思います。できればの話しですけど。。。。(川ノ)


《2016年度》 No. 175
 タイトル
カタツムリの体
書込日
11/30
内 容 

 次の企画展はカタツムリの体についてなので、駆除されたウスカワマイマイを貰って、調べています。

 まずは、カタツムリの体についての論文などを読んで勉強して、いざ解剖してみました。

  同定するときに生殖器や口は見るので、そのあたりはこれまでもよく解剖して見ていました、、、けど、脳(神経)や内臓(消化器)は見ていなかったので、改めてじっくり見ると、こんなところに、こんな形であったのか〜と再発見。

  でも、脳や消化器はなかなか取り出すのが難しく、苦労しました。。。。。ただ、これまでホタルやトビムシなどのもっと小さな生き物の脳や内臓を取り出していたので、慣れてくればどうにか取り出せました。

  脳は食道を囲むように輪っか状でカブトガニと同じだ〜と思ったり、眼の神経が意外と長いな〜と思ったりと、知らないことばかり。。。螺旋の殻の中によくもこれだけのものが詰まっているもんだ!と改めて感心してしまいます。

 また、殻も調べてみようと半分に切ろうと試行錯誤したけれど、なかなかうまく切れません。そこで、教えてもらってパラフィンで包埋して切ってみたらどうにか軸柱を見ることができるように切ることできました。

 さて、この企画展は12月16日から開催予定です。よいしょ、よいしょっと、カタツムリみたいに少しずつ完成に向けて頑張ろう。。(川ノ)。


《2016年度》 No. 176
 タイトル
カタツムリの生殖器
書込日
12/5

                               ※4だけはスケール1mm
内 容 

 カタツムリは一般に雌雄同体です(そうじゃないのもいるけど)。雌雄同体というのは、1つの体に♂と♀がいます。

  でも、雌雄同体だからって、1匹で交尾できるというわけではなくて、ちゃんと他の個体と交尾します。 交尾の前に恋矢(れんし)と呼ばれる矢を相手に突き刺します。これを突き刺すことで、恋矢についている粘液を相手の体の中に入れて、精力を減退させて(または弱らせて)他の個体と交尾させないようにして自分の遺伝子を残そうとしているのでは?、と考えられているようです。。。。

  でも、同じように雌雄同体のミミズは恋矢のようなものは持っていません。どうして、カタツムリはこんな変な武器を体の中に持ち、それを交尾相手に突き刺すのだろう〜。。。不思議な生き物です。

ちなみに、この恋矢は1回使うと取れてしまいます。

また、足の前端と後端には粘液を出す穴があいていて、ここから出る粘液がなくなると歩くことができなくなります。。。

ほかにも、カタツムリは殻が取れると即座に死ぬと思われることが多いけど、内臓を傷つけず丁寧に殻を取ればすぐには死なず、乾燥を防いだり、内臓が水槽などにくっついたりしなければ結構生きてくれます。

ん〜挙げるとやっぱりキリがない。。。こんなに身近にいる大きな生き物なんだけど、、、不思議なことばかり(川ノ)。


《2016年度》 No. 177
 タイトル
新技術ありがたや〜
書込日
12/11
内 容 

 カタツムリの体は乾燥するとグシャとなって、電子顕微鏡で撮影するのはこれまではできませんでした。。。しかし、ナノスーツのお蔭で、上の写真のようにグシャとならずに撮影することができました!いや〜ありがたや、ありがたや〜。。。(川ノ)。


《2016年度》 No. 178
 タイトル
次の企画展
書込日
12/13
眼の切片
足の切片
外套膜と内臓嚢の切片
精巣の切片
※すべてウスカワマイマイ
内 容 

 いよいよカタツムリの体を説明した企画展も完成が近づいてきました。あと、少しでできあがるけど、ここ数日は風邪をこじらせ、顕微鏡を見ると苦しい。。(じっとしてても苦しい)。 でも、あと少しだから頑張るしかない。

 今回の企画展では、カタツムリの体の中を調べるということで、さまざまな角度から体の中を見てきました。そして、今日はいよいよ切片を見ることができました。やっぱり、これを見ないと詳しいところはわからないな〜と改めて感じました。やっぱり、生き物の体というのは勉強になる。。。 顕微鏡を見るたびに、知らないことをいろいろ知ることができ、ちょっと大人に近づいた感じがします。

 幼いときに疑問だった、「カタツムリやナメクジのいわゆる陸生の貝類は塩や塩水をかけると溶けるのに、どうして、海にいるサザエやアサリなどの貝類は海水(塩水)の中にいて解けないのだろう〜?」という、疑問も理解できるようになりました。大人になったもんだ!(川ノ)。


《2016年度》 No. 179
 タイトル
不可能が可能に
書込日
12/21
ウスカワマイマイの内臓樹脂標本
内 容 

 ただ今、カタツムリの体という企画展を開催しています。

  この企画展を作るにあたり、どうしてもできなかったのが、殻の中の体の構造、位置をそのままの状態で見るということでした。解剖すると体の中は見ることができるけれど、、殻の中での位置や作りはどうしてもくずれてしまいます。

  ん〜、ん〜、、どうしたら知ることができるのだろうか〜?
  藁をも掴む思いで、いろいろな図書館にいって片っぱしから文献を調べていると、下関の水産大学の図書館で素晴らしい本に出会いました。この本では、貝類の内臓に特殊な樹脂を入れて、内臓の型を取っていたのです。これは素晴らしい!!

 さっそく、この本を書かれた水産大学の先生にお願いして、この標本の作り方を教えて頂こうと思ったところ、思いがけぬことに作成していただけることになりました。

 そして、本日、作成して頂いたウスカワマイマイの内臓の樹脂標本を頂くことができました。いや〜、、素晴らしい!

  食道、胃、中腸腺、肛門とすべてが殻の中の状態そのままに樹脂標本になっている、、、、やっぱり、生き物はどんなに小さくても、害虫として駆除対象にされている生き物だとしてもスゴイ!!
 
  この樹脂標本も展示する予定ですので、ぜひ、ご覧ください(川ノ)。


《2016年度》 No. 180
   タイトル
豊田町の半世紀の歴史
書込日
1/7
奥の山は華山
昭和30年くらいの豊田町西市
(中央左端が当館の位置)
木屋川で遊ぶ子供たち
冬の市の様子
西市付近
 
内 容 

 新年が明け、2017年(平成29年)になりました。今年は、「豊田のホタル祭り」50回目の年です。半世紀もよくこの祭りは毎年毎年続けてこられたと思います。

 そこで、ただ今、この祭りの半世紀を紹介した雑誌を作成すべく、取材したり、調べたりしています。

  調べてみると、知らないことばかりで、大変勉強になります。いろいろな先人たちが苦労して、今があることがわかります。

  ぜひ、いい雑誌にして、多くの人にこの町の半世紀を知って頂けたらと思います。。。。でも、ちゃんと、作れるのだろうか。。あまり自信ない。。(川ノ)。


《2016年度》 No. 181
 タイトル
こんな時期も光る生き物は身近に
書込日
2/5
下関産ウミボタル ※刺激を与えるとよく光る
内 容 

 毎日寒いものです。

  でも、この時期は足元の土の中で発光するミミズである「ホタルミミズ」が見つかります。

 また、海に行けばウミボタルが見つかります。ホタルの緑色の光に慣れていると、ウミボタルの青色の光というのは、なんとも新鮮な驚きがあります。

 バケツに入れて持ち帰ると、車の振動で上の映像みたいに、白いバケツ全体が提灯みたいに光ります。
それを見る度に、光る生き物って不思議だな〜とつくづく思います。

 巷では、 LEDのライトアップも行われていますけど、生き物の命の光というものもまたとてもいい。(川ノ)



2007年度の日々の活動記録
2007年度の活動記録の詳細
2008年度の日々の活動記録
2008年度の活動記録の詳細
2009年度の日々の活動記録
2009年度の活動記録の詳細
2010年度の日々の活動記録
2010年度の活動記録の詳細
2011年度の日々の活動記録
2011年度の活動記録の詳細
2012年度の日々の活動記録
2011年度の活動記録の詳細
2013年度の日々の活動記録
2011年度の活動記録の詳細
2014年度の日々の活動記録
2011年度の活動記録の詳細
2015年度の日々の活動記録
2011年度の活動記録の詳細





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