タイトル
この時期は、夏季に採集した昆虫類や魚類、両生類、貝類、化石などを標本にしています。上の写真は、マレーゼトラップとFITで採集した微小甲虫を綺麗に標本している様子です(脚と触角を綺麗に整えて乾燥させます)。このような作業は、受付業務の合間に行っています。ご来館された時に、受付で下を向いてピンセットを片手に持って、神妙な顔をしていてもどうかお許しくださいm(_ _)m おそらく、標本を作っています。(川ノ)
今日は、当館ボランティアのFさんと豊田町内の道路工事現場で珪化木を採集しました。 珪化木は、道路工事現場の今にも舗装しようとする斜面の20mほどの高さのところに体半分外に出し、埋もれていました。ぱっと見では、ハンマーで"コンコン、ド〜ン!”と叩けば、ボロッと採れそうでしたが、予想以上に回りに強く固着していて採るのにはかなりの苦労を強いられました。また、その間、工事作業を一部中断する事態にもなり、ご迷惑をおかけすることになってしましました。また、約20mもの高さからどうやって安全に下ろすか?、予想以上に重いこの代物をどうやって運ぶか?など先のことを何にも考えていなかったので、下ろすのにも、運ぶのにも苦労しました。ただ、苦労の甲斐があって約3000万年前の西市層の木の化石(大きさは1m程)を得ることができました。(川ノ)
今日は、ホタル探検隊の調査がありました。今日の調査は陸生ボタルの生息地で貝類を探す、というものでした。落ち葉や土をふるいにかけて、小さな貝類を採集しました。(今日の調査の特筆種は、ウラジロベッコウマイマイ) ブチサンショウウオの生息地の近くまで行ったので、本種の生息を確認してみましたが、残念ながら見つけることはできませんでした。ただ、ブチを探している最中に、石の下の土の隙間から2mm程の小さな芋虫をつまえることができました。この芋虫は、Cyphonocerus属の幼虫で、クロクシヒゲボタルかムネクリイロボタルの幼虫です。いまのところ、どちらの幼虫かはわかりませんが、飼育して確かめるつもりです。小さな芋虫ですが、私には大きな収穫となりました。(川ノ)
カスミサンショウウオの骨
上の図は、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタル、イリオモテボタルの発光波形です。種類によって、光り方がまったく違うことがわかるかと思います。 この時期は、このようなホタルのデータをまとめたり、ホタルの標本、映像、写真のデータベースを作成したりもしています。(川ノ)
化石と岩石の実物図鑑が徐々にできてきました(上の写真)。化石はアンモナイトやべレムナイト、貝や植物、腕足動物など豊田で採れた化石約50種、岩石は、トロニエム岩、泥岩、砂岩など約60種類くらいです。引き出しには、標本を守るために、アクリル板を設置していきました。アクリル板は、切り口が鋭く、そのままではこの図鑑を使用される方が怪我される恐れがあるので、ヤスリで角や切り口をすべて丸くしました。 また、貝類の展示では、微小貝が小さすぎて「普通に置いたのでは見えない」という問題が発生したので、プラスチック樹脂に封入し、それをマイクロスコープで見られるようにしようと現在作成しています。 さらに、本日は、最近寄贈があったチョウや甲虫標本約1万点を燻蒸しました。当館には、燻蒸室がないので、近くの資料館に持ち込んで、燻蒸させていただきました。(川ノ)
本日、エントランスに実物図鑑の棚を搬入しました。私は、ぎっくり腰のため、ほとんど役に立たず、教育委員会の方に手伝ってもらって、どうにかできました。エントランスに入れてみて一長一短が浮き彫りになりました。長所でいえば、エントランスはガラス張りのために、とても明るく、展示室で見るより、化石や岩石の細かいところがはっきり見え、実際に野外で観察するときと同じ条件で見ることができるということ。短所は、日射が標本を傷める可能性が高いこと。と、いったところです。まぁ、短所の方は、予想していましたので、対応の準備はしています。 化石と岩石、鉱物、節足動物類(昆虫以外)は、ほぼ完成しました。あとは、貝類と昆虫類、マイクロスコープ用標本です。後一週間でこの展示は完成させて、次の企画展「ホタルの育ち方、育て方」の準備に入らなければなりません。さらに、今月末からは、いよいよゲンジボタルが上陸を開始します。そのための準備も始めなければ。でも、何よりも先に、一刻も早く、腰を・腰・・・を直さねば。(川ノ)
実物図鑑の棚の配置が完了しました。また、豊田のテキストの設置も完成しました。豊田のテキストは、ホタルや化石、岩石、両生類など分野毎に作ったテキストです。 また、昆虫の実物図鑑では、チョウの標本入れが完了しました。標本の配置は、豊田のテキスト「豊田のチョウ」で掲載している検索表に準じて配置されているので、標本を見ながら身近なチョウを調べることができます。なお、昆虫は、すべてこのようにオリジナルの検索表に準じた並びで配置しています。(川ノ)
ホタル展示用の部屋製作中
最近は、研究報告書の編集や来年度の計画の練り直しとチラシやポスターの作成、広報営業回りなどの合間に、来年度から実施する出前博物館の展示作成と週末イベントの準備をしております。 出前博物館は、小中学校などに期間限定(約2週間)で展示して頂いて、子供達に地元の自然の面白さに気づいてもらうことを目的としたものです。展示は、パネルと標本、そして質問箱というとてもシンプルなものです。現在作成できているのは、“山口県のチョウ類”、“下関の岩石”、“下関の化石”などです。予算がないので岩石や化石の箱は、近くの店で貰ってきた秋刀魚が入っていた泥箱を洗って、黒く塗って、アクリル板でフタをするというとても質素なものです。ただ、入れている標本は結構貴重なものが含まれています。 週末イベント(体験学習)は、これまで2時間以上かけて野外をメインで行っておりましたが、来年度からは気軽に体験できる30分程度で行う室内型のイベントも実施しようと考えています。現在は、そのための教材を100種類を目指して鋭意作成中です。今のところ準備できているのは56種類です。あと残り44種類ほど。無い知恵を搾り出さねば・・・・(川ノ)
今年度からネイチャーラボ講座などの室内講座を充実させようと思っています。そこで現在は、それを行う場所を確保するために展示の配置を変えています。 展示の変化といえば、「下関の岩石と化石」というコーナーを4月1日から開始しました。展示しているのは、下関で採れた石(例えば、変花崗岩や金雲母玄武岩など)や化石などで、展示している数はそれほど多くないですが、比較的珍しい標本を展示しています。来週中には、水生昆虫のコーナーも変える予定で、現在棚などを手作りで作成しています。さらに今月下旬から開始される春季企画展の準備も進めています。今回は、ホタルのコミュニケーションに関する企画展です。(川ノ)
只今、春季企画展「ホタルのコミュニケーション」の準備をしております。年に5回の企画展、年に4回のテーマ展を行う当館では、毎月何かの展示を作っています。ただ、展示にかける予算はほとんどないので、展示の大部分が手作りになるわけで、現在の展示の準備も模型から映像、映像用システム、棚までも手作りしています。そのため、いつのまにか、棚や模型を作るのが少しづつうまくなってきました。習うより、慣れろ、とはよく言ったものです。(川ノ)
只今の企画展の準備に際して、色々な装置を用意しましたが、上の写真の2台は、他の展示に比べて特別な装置です。 光電管センサーで人が近づくと電源が入るようになっており省エネですし、他の展示に比べて複雑です。業者にお願いして作っていただいたように思われそうですが、そうではないのですよ!ちなみに、電子標本箱は、ボタンを押すと好きな映像を見ることができる装置で、光り方の違いの装置は、ホタルの光を再現する装置です。是非、見に来てください。(川ノ)
ホタルの育ち方の展示や水生昆虫の展示を変えました。(川ノ)
常設展示室の一部を変えました。過去3回おこなったホタル関連の企画展で作成した展示を基に作成したものです。今後も少しずつ展示を変更していく予定です。(川ノ)
夏休み特別企画 写真でしか見たことない虫たち(昆虫の多様性を知る標本展 第1回)を7月22日から開催しています。この特別企画は、これからも不定期で開催し、昆虫の多様性を知るという大きなテーマの元さまざまな昆虫標本を展示する予定です。(川ノ)
最近は、研究報告書2号の作成や秋季企画展準備、標本データをデータベースに入力するなどの作業を行っていますが、それらの合間に外から凛々とした虫の声が聞こえてきます。虫たちの声は、とても綺麗で癒されます。そんな、虫の声を聞いて頂けるように当館の裏の広場の雑草群落に歩道を付けて、ご来館頂いた方にも聞いて頂こうと考えております。お立ち寄り頂いた際には、是非裏の広場を散歩してみてください。小さな小さなオーケストラが皆様をお出迎え致します。(川ノ)
最近は、土の中の様々な生き物を調べるために、ペットボトルを利用したツルグレン装置で採取しています。土の中には、カニムシやダニ、ザトウムシ、クモ、昆虫、貝など様々な生き物がいるんです。(川ノ)
ザトウムシは、クモによく似た生き物ですが、クモと違って♂は立派な交尾器を持っています。この生き物は、身近なところに生息していますが、一般的にあまり知られていません。次回の企画展は、このあまり知られていない生き物であるザトウムシについて紹介する予定です。 現在 ザトウムシの調査や展示の作成を鋭意行っております。(川ノ)
いよいよザトウムシの企画展を22日から開始致します。この企画展に際しての調査では、「シフター」と呼ばれる土をふるう道具を用いました。※シフターを用いると土の中にいる小型のザトウムシ(上の写真のコアカザトウムシみたいな種類)を採集することができます。 この道具は、当館の観察会のときなどでも使えるので参加者数分用意したいのですが、1個が1万円くらいするのでそれは難しいのです。そこで安くで手に入るものを使って作ってみることにしました。使うものは100円Shopで売っている「ふるい」と布、木棒です。1個作るのに300円くらいしかかかりませんでしたが、以外と使いやすいものができました。ふるいの目が国内市販シフターでは1cm×1cmが一般的ですが、今回作ったものは0.5cm×0.5cmと市販品よりも小さく、それが使いやすい理由のようです。このシフターは、来年度の貝類の観察会やザトウムシの観察会などで使う予定で、現在量産中です(川ノ)。
本日は、当館の友の会の方々が門松を作ってくれました。とても立派な門松です!(川ノ)
お隣の「蛍街道 西の市(非常に人気の道の駅)」のエントランスに当館の展示を設置させていただくことになりました。展示の場所は、空いていたATMのボックスの中で、入ってすぐのところです。展示しているのは、ホタルの標本や化石、岩石、当館のテキストなどです。ここで豊田の自然に少しでも関心を持って頂けたらと思います。また、これを見てもっと知りたいという方が当館に寄って頂けたら非常に嬉しいです(川ノ)。
今月末に開催を予定している「下関市の興味深い地形と地質巡りツアー」では下関市内を一日かけてバスで巡り、様々な興味深い地形や地質を観察します。観察会に参加される方にはもれなく上のような岩石標本と虫めがねをプレゼントします。この標本には、当日観察するところの岩石が入っているので、観察会当日もその後もお役立て頂けると思います。是非!ご参加ください。2月14日から予約を開始します!(川ノ)
当館の夏休み期間に行う「昆虫教室全5回」では、昆虫の標本を作りますが、昆虫標本は通常日陰などにおいて1ヶ月ほどをかけて乾燥させる必要があります。しかし、それでは夏休み中に標本が出来上がりません。そこで、強引ですが、当館では標本を急速に乾燥させるために高い温度を当てて、乾燥させて、数日で乾燥させることにしています。ただ、この方法では、展翅板などで標本にするのは問題ありませんが、発砲スチロールなどで展脚したものの場合は、発砲スチロールが溶けてしまいます。だからと言って、市販の展脚台では針を深く差すことができず、展脚が難しい場合があります。 そこで、当館では温度に耐え、針を深く差すことができ、さらに多くの個体を標本にすることができる展脚台を作ることにしたのです。それが上の写真の展脚台です。これは、パンチングボード上にペフ板を敷くことで、深く針を刺し、標本にすることができる代物で、穴の位置をペフ板上に線で示しています。 現在、この展脚台が足りないので、量産しているところです。(川ノ)
今年度最後の生物部では、岩石採集と偏光顕微鏡の使い方を学びました。これまで生物部では実体顕微鏡で昆虫の解剖や有孔虫の同定、生物顕微鏡で蘚苔類の同定などでこれらの顕微鏡の使い方を学びました。しかし、偏光顕微鏡は使ったことがなかったので、今回はこのあまり聞きなれない顕微鏡の使い方を学びました。偏光顕微鏡で岩石の薄片を見ると鉱物の違いで色が変わって見えます。生物部の部員たちははじめて使う偏光顕微鏡に喜んでいました。 次は電子顕微鏡の使い方を教えたいですが、当館にはないのでできません、、、、残念。(川ノ)
次回の企画展は、「知られざる!ゲンジボタルのからだ」というものです。この企画展では、もっともよく知られたホタルであるゲンジボタルの体にスポットをあてて、詳細に紹介します。企画展の準備に際し、現在ゲンジボタルの体を詳しく調べているところですが、改めて調べてみるとこれまで知らなかったことがドンドン出てきます。やっぱり、ホタルって凄いなぁ〜!と改めて感心しています。(川ノ)
下翅の模型(上は畳む前、下畳み後)
今回の企画展では、ゲンジボタルの体を詳しく紹介します。そのために、さまざまな模型を作っています。模型は、論文でいうところの図にあたります。わかりやすく、綺麗なことが求められます。しかし、その両方を満足させるには能力が足りません。でも、せめて見ていただく方が理解するのに役に立つものになればと願いながら作っています。また、今回はゲンジボタルの体を詳しく見ていただけるように、詳細な3D映像も準備しました。さらには、3Dデータから3Dプリンターでの模型作製も進めています。今回の企画展では、これまでになく模型や映像が多いものになりそうです。 ゲンジボタルの体を実体顕微鏡、生物顕微鏡、電子顕微鏡の力を借りて調べていますが、神経系も、内臓も体を覆う毛もどれをとっても無駄なくよくできていて、興味深いです。ぜひ、知っているようで知らない、ゲンジボタルの体をご覧いただけたらと思います。(川ノ)
今回の企画展では、3Dのゲンジボタルを作成しましたが、そのデータを用いて3Dプリンターで模型を作成しました。便利なものがあるもので、3Dプリンターでは、立体の模型を出力できます。ただ、色は出力時はついてないので、こちらでエアーブラシを使って塗りました。今後も機会があれば、3Dプリンターでの模型作製をしてみたいと考えています。(川ノ)
光る生き物たち
ただ今、蛍季企画展「光る生き物たち2010」を開催しています。この企画展では、さまざまな発光生物の標本や生体を展示しています。また、この企画展に合わせて、ネイチャーラボ講座では、ウミボタルの発光する様子を見て頂いたり、発光するメカニズムの実験をしたりして光る生き物について紹介しています。そして、この講座のためにウミボタルを光らせるための装置を用意しました。これは、ウミボタルが入っている水槽に電気をながし、驚かせて発光させます。なお、非常に弱いパルス波の電気なので、死ぬことはありません。ホタルの黄緑色の光に見慣れているので、青色に光るのは、とても新鮮です。ぜひ、ご覧ください!(川ノ)
次回企画展は?
次回(夏季企画展)は、冬虫夏草に関する企画展です。そのため、ただ今、豊田町周辺にどのような種類がいるのか調べています。とても小さいので、地面を舐めるように見ないと見つかりません。 とても興味深い生物ですので、ぜひ、企画展を開催しましたらご来館ください。(川ノ)
夏季の展示
夏季の企画展は冬虫夏草に関するもので、テーマ展は世界の岩石・鉱物に関するものです。その展示ために、現在模型や棚を作っています。(川ノ)
夏季の展示2
ただ今、夏休みに向けて様々な展示を作成しています。その中で、標本箱や外の水路でのパネル、岩石展のための岩石入れとして、泥箱(サンマが入っていた箱)を使う予定で、作り直しています。この箱は、お店としても処分に困る物のようで、大量に貰い受けることができました。なお、この箱を引き出しとした棚を作り、実物図鑑をよりパワーアップする計画も進めています。邪魔者扱いの廃棄用箱を有効に利用することで、いろいろと作成できそうです。(川ノ)
夏季の展示3
夏季企画展のための準備もいよいよ大詰めです。企画展では、わかりやすく冬虫夏草について説明するために模型を作成しています。模型では、完全型と不完全型の違いなどを説明する予定です。また、生息地の説明模型では、グリセリン置換した標本を模型の中に入れこもうと作成を進めています。(川ノ)
色々と準備中
次回企画展の準備のため、車にスキャナーを乗せて、現地で植物の葉や樹皮をスキャニングしています。スキャナーを使うと葉などを効率よく撮影することができます。また、川魚の観察会で使用するために、数人で覗くことができる大きな箱メガネを作りました。これがあれば、覗きながら説明することができるはずです。(川ノ)
骨格標本
展示のために両生類やネズミ、モグラなどの小型哺乳類の骨格標本をつくりました。標本がいくらか集まったら展示したいと思います。(川ノ)
竹と笹の企画展
次回の秋季企画展は、竹や笹に関するものです。今は、そのための準備をしています。竹というのは、イネ科に属するわけですが、同じ属に属する他の種とは全然違うように見えます。竹は木なのか?それとも、イネ科に属する他の種のように草なのか?不思議な植物です。また、上の写真で示しているような変わった竹というのも多く、その多様性を知るとまた不思議に思います。(川ノ)
実物図鑑の引き出し
時間を見つけては少しずつ泥箱を洗って、ヤスリをかけて表面を綺麗にして、黒く塗っています。この箱は植物と爬虫類の実物図鑑の引き出しになる予定で、只今鋭意作成中です。引き出しは、56個になる予定です。(川ノ)
秋季テーマ展
秋季テーマ展は、「ひっつきむし」です。ひっつきむしは、虫ではなく植物の種のことですが、そのひっつく仕組みは非常によくできていて驚かされます。ぜひ、身近なひっつきむしをご覧ください。(川ノ)
箱の棚
実物図鑑用の棚ができてきました。今後は、この棚に標本を入れるための処理を施していきます。(川ノ)
ワラジムシの企画展
冬季の企画展は、下関のワラジムシとダンゴムシに関するものです。現在は、そのための展示を作成しております。(川ノ)
ワラジムシの企画展2
冬季企画展のための生態展示ケースを作成しました。展示するのは、下関市内で見られるダンゴムシ類約10種で、それぞれ小さいので、それ用に小さく、そして生きやすく、見やすいケースを考えました。まず、ケースの下に石膏と炭を混ぜたものを流し入れ、そして、ケースの蓋にLEDライトを設置しました。LEDライトは波長が短く、演色性が低いので、それを補てんするために白いLEDだけでなく、調節可能な黄色と赤色のライトも付けました。これで、小さなダンゴムシの生き生きとした姿をご覧いただけると思います。(川ノ)
実物図鑑〜樹木編〜
実物図鑑に、樹木の展示を追加しました。引き出しに樹木をそのまま入れています。すべてだいたい同じくらいの大きさの木を入れていますので、箱を持って重さを比べたり、樹皮や年輪の違いなどを種類によって比較することができます。また、種類によっては、瓶に匂いを詰め込んだものや葉なども入れこんでいます。ちなみに、木は以前、大雪の時に倒れたものを拾ってきたものです。この棚には24種類の身近な樹木が入っています。今後、徐々に増やしていく予定です。(川ノ)
可憐なスミレ
今の時期は桜ばかりに目が行って、ついつい目線が上に行ってしまいます。しかし、足元には、桜とはまた違ったとても可憐な花が咲いています。それは、スミレという植物です。現在、この植物について調べていて、下関地域からは10種ほどを確認することができました。調べてみると、身近なところに色々なスミレがいることに気づかされます。ちなみに、ミュージアムの裏庭には、スミレ、ヒメスミレ、ニョイスミレ、アリアケスミレが咲いてます。ぜひ、探してみてください!(川ノ)
ホタルの調査
今年もゲンジボタルに関するいろいろな調査を行っています。例えば、ゲンジボタル♂が♀の性フェロモンを感知しているのかを調べるために、触角に電極を繋いで調べる触角電図であったり、♂がどのようにして集団で光をシンクロさせるのかを装置を使って野外で調べたりです。後者を調べるための装置はオリジナルで、野外で得られた本物のホタルの発光データを数値化し、それを音に変換した後、電圧に変換してLEDを光らせるという装置で、非常に大掛かりです。これ以外にもいろいろな方法でゲンジボタルの生態解明に挑んでいます。 ゲンジボタルに関しては、色々な本に出ていて、一見当然のように思われていることも野外でじっくりと観察してみると違うのではないかな〜と思うことが多々あります。 このホタルは、なかなか一筋縄では行かない奥深さのようなものがありますので、先入観を抜きにし、また無意味な擬人化をせず、野外と室内でまっすぐ彼らに向き合いたいと思っています。成虫の期間がもう少し長ければといつもこの時期になると思ってしまいます。今年もこれらの調査に関して、多くの方にご協力、ご指導頂いております。心から感謝申し上げます(川ノ)。
次回企画展
夏季企画展は、生き物の擬態に関するものです。擬態は、生物の多様さや見事さを感じさせるものです。なるべく、身近な生き物の擬態をわかりやすく紹介しようと思っております。(川ノ)
100均一品を利用して!
夏休み期間は色々な観察会を開催しています。そこでは、色々な道具を使います。ここでは、100円均一品を利用した道具の一端をご紹介します。(川ノ)
冬季企画展は、カニムシという生き物を対象にする予定です。カニムシは、サソリに近い生き物で、身近な山や海に生息しています。ただ、サソリと聞くと怖いと思いますが、カニムシは毒は持っていないし、大きさは3mmくらいしかありません。(川ノ)
カニムシの撮影法確立!?
2mmくらいしかないカニムシを撮影するのは非常に難しく、困っていましたが、 いろいろと試行錯誤をしてようやく撮れるようになりました。小さな生き物の写真はこれまでもいろいろと撮ってきましたが、毛が重要であるカニムシの場合、毛を綺麗に撮ることが求められます。なかなか、この毛が綺麗に撮れないのです。でも、ついに、それを撮影する方法を確立しました。綺麗に撮影したカニムシの写真を見ていると、そのカッコよさに見とれてしまいます。かっこいいな〜カニムシって!(川ノ)
カニムシの撮影(補足)
カニムシを撮影するのが難しいとNo. 77で書いたところ、何が難しいのか?という質問を数人の方から受けましたので、カニムシの紹介を兼ねて説明致します。 まず、カニムシのような小さい生き物を撮影する時は、顕微鏡などで焦点を変えた写真を何十枚も撮影して、それをパソコンによって焦点合成という処理を施します。それにより、小さな生き物でも体全体にピントのあった写真を撮ることができす。昆虫などの場合は、その方法でたやすく撮影することができます。ただ、その時一つだけ守らなければならないルールがあります。それは、被写体が動いてはいけない、ということです。少しでも動くと焦点合成することができないのです。さて、カニムシの撮影の難しさはこの「動いてはいけない」というところなのです。上の写真をご覧ください。大きな孔があります。これは感覚毛の毛孔です。通常、毛孔というのは、毛の大きさくらいしか空いていません。しかし、カニムシの感覚毛の毛孔は、デカイのです!つまり、撮影していると感覚毛がゆらゆらと揺れるのです。これを攻略するのがむずかしいのです。 また、もう一つ別の理由もあります。それは、カニムシは乾燥標本にできないということです。節足動物の多くは、乾燥標本として保存することができます。そして、乾燥標本であれば、いつでも変わることなく、その姿を写真に収められます(体色の変化などありますが)。しかし、カニムシの場合は、体が萎んでしまうので乾燥標本にできないので(イソカニムシやヤドリカニムシはのぞきます)、死んだ直後などの一瞬にしか撮影のチャンスがないのです。それも、カニムシを綺麗に撮影する難しさの一つなのです。 まぁ、つらつらと撮影が難しい言い訳を書き連ねてきましたが、何と言っても私の撮影技術の乏しさというのが一番の問題であることはいうまでもありません。技術の有る方であれば、大して苦労はないことなのでしょう。(川ノ)
標本というもの
当館は今年の6月で開館8年目を迎えます。この間、少しずつですが標本を収集してまいりました。昆虫標本だけでいえば、6万点を超える個体数が収蔵されています。県内では2番目に多い収蔵数です。標本は、個人収集の標本を寄贈されたものが多いですが、寄贈して頂いた方の収集品の質が高く、日本産のチョウ類はほぼ全種ありますし、今では手に入らない国内外のさまざまな種類の標本も多数収蔵されています。本当に寄贈して頂いた方々のお陰です。また、寄贈された標本以外にも館として調査して集めたサンプルも多数、標本作成待ちの状態で眠っていますので、それらを標本にすれば来年くらいには10万点くらいになるかもしれません。当館の標本収蔵庫には、約3000箱の標本箱が収蔵できるようになっていて、まだ余裕があるので今後も継続的に収集していこうと思っています。また、標本は種毎に整理して、破損等は修理した上で、データベース登録を進めています。 標本というのは、将来へのデータの詰まった宝です。ぜひ、この宝を末永く守っていき、いつかこの標本たちが、われわれを助けてくれる知恵を授けてくれることを祈っています。なお、当館には、昆虫標本用の収蔵庫以外に、岩石、化石用の収蔵庫もあります。そちらについては、また追ってご紹介したいと思います。(川ノ)